2010年01月度
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1. 組織体制・企業文化
Q.組織体制、企業文化について、どのような特徴を感じましたか?
Answer:
・良くも悪くも体育会系で、全員でガムシャラに働くのが良しとされる。
・仕事はプロジェクト制なので、プロジェクトごとに、空いている社員からチームが編成される。
・社内での評判が非常に重要で、上司が優秀な部下を「抱える」形になることが多い。評判が悪いと、プロジェクトに呼ばれず、仕事が回ってこなくなり、評価が悪くなる。
・ワークライフバランスについては、最近重視するようになりつつあるが、まだまだ仕事が最優先。働かざるもの食うべからずの文化なので、現場ではワークライフバランスを口にすること自体がタブーに近い。特に上司がガムシャラ文化の人だと、勤怠を正常に記録しただけで叱責されることもある。
・組織は、戦略系、業務・IT系、運用系と別れており、待遇も明確に違う。
・業務・IT系は、マトリクス組織になっており、業界×専門軸で整理されている。
・入社して数年は業界軸しか無いが、成長するにつれ、専門軸で分けられていく。
2. 年収・待遇・福利厚生
Q.給与・待遇面には、どのような特徴がありますか。また、それらの特徴についてどのように感じましたか?
Answer:
・給料は商社なみに良いと思う。特にマネジャーレベル以上の給料は良いと感じる。
・福利厚生と呼べるようなものはほとんど無いが、管理職になるまでは、住宅補助が3万円出る。
・マネジャーになると、交際費が使えるようになる。年間数十万円程度だが。
・今は普通かもしれないが、海外研修があり、1~2年に一度は海外で他国のメンバーと一緒に研修を受けることができる。
・クリスマスパーティがあり、家族同伴でそれなりに豪華な立食パーティに参加できる。子供を同伴するために、子供専用のビュッフェコーナーやゲームコーナー、遊戯場所などもあり、子供を参加させやすいのが特徴。
3. 入社理由・入社後ギャップ
Q.入社を決めた理由は何ですか。 また、入社後、できれば入社前に確認しておくべきだったと感じた事は何かありましたか?
Answer:
入社を決めた理由:
・待遇が良いと内部の人間から聞いた。
・複数の社員に会い、皆明るく仕事に前向きだった。
・自分が成長する場所であると聞いていた。
入社前に確認しておくべき点:
・子供が居る場合は、共働きは諦めた方が良い。平日はほぼ家事に貢献できないと考えるべき。
・どのグループに入るのか。戦略系か、業務・IT系か、運用系か。これらの間には決して浅くない溝があり、簡単には行き来できない。また、待遇も明確に分かれている。
4. モチベーション・やりがい
Q.どのような点に仕事のやりがい、就業意欲の高まりを感じましたか?
Answer:
・一流企業の抱える難問に果敢にチャレンジするという意味でのやりがい。
・一流企業の優秀な社員と寝食を共にし、興奮状態の中で一丸となって仕事を進めていく楽しさ。
・プロジェクト成功時の「成し遂げた!」という突き抜けるような達成感。
5. 女性の働きやすさ
Q.女性がやりがいを持って働き続けやすい会社だと感じましたか?
Answer:
・女性に対する特別な配慮はあまり無いと思うが、もともと、男性も女性も無い職業だと理解している。
・ワーキングマザーを支援するような特別な制度は無いと思う。
・一応、女性の働き方を考える会が定期的に催されている。詳細な内容は不明だが。
6. ワーク・ライフ・バランス
Q.プライベートとのバランスを調整しやすい会社だと感じましたか?
Answer:
・プロジェクトにもよるが、基本的に労働時間は長いので、バランスが取れているとはとても言えないと思う。
・ただし、管理職レベルになると、必ずしも客先に常駐せずにすむため、働く場所や時間を柔軟に選択することは可能。裏を返せば、夜中でも、土日でも、自宅で働き続けないといけない場合もあると言うことだが・・・。
・上司にもよると思うが、ワークライフバランスという言葉や意識を嫌悪するする風土がまだ残っているように思う。
・うつ病になって会社に来られなくなる人、会社を辞める人が相対的に多いと思う。
・仕事以外の面で束縛されるイベントはほとんど無い・・・というか、飲み会をする程の体力や時間が無いことが多い。また文化的に、飲み会を強制することもほとんど無い。
7. 成長・キャリア開発
Q.この企業での勤務経験によってどのように成長しましたか。また、その後のキャリア開発にどのように役立ちましたか(役立つと思いますか)?
Answer:
・仕事に対する高いプロ意識が叩き込まれ、物事を効率的かつ確実に遂行することを常に考える癖がついた。
・いかなる絶望的な状況でも決して諦めずに頑張り抜く精神的なタフさが身についた。
・複雑な状況を整理し可視化する方法や、大きな物事を全体として上手く進行させていくための技術が身についた。
・英語でのプロジェクト業務を通じて、ネイティブと普通にビジネスを行えるだけの英語が身についた。
・トップ企業の上位メンバーと日常的に接することにより、ビジネスマンとしてのお手本をたくさん目にすることができた。
・様々な企業を内部から見る機会に恵まれ、世間で喧伝されている一般的な情報と、内情のギャップを知ることができた。
8. 退職検討理由
Q.どのような理由でこの企業からの転職(退職)を考えましたか。この企業内でのキャリア開発に何か限界を感じましたか?
Answer:
・Up or Outの文化なので、2年か3年昇進が止まると、実質的にクビになる。若い内は目の前にある仕事をガムシャラにこなせば良いが、特にシニアマネジャーやパートナーに昇進するようなレベルになってくると、何億と言うプロジェクトを営業して受注し、運営していく能力が問われる。正直、今の自分の能力ではこれ以上の昇進は望めない。遠からずクビを宣告されると思うので転職するしか無い。また、精神的にも疲れ果てて事業会社でもう少しワークライフバランスをとりながら働きたいと思うようになった。
9. 企業分析(強み・弱み・展望)
Q.どのような点がこの企業の「強み」・「弱み」だと思いますか? また、「事業展望」についてどのような予測をお持ちですか?
Answer:
強み:
・モチベーションやプロ意識の高い社員を多数抱えている。
・世界中の過去のプロジェクト経験がデータベースに蓄積されており、それを活用してある程度プロジェクトを効率的に進めることができる。
・タイガー・ウッズに代表される良いイメージが定着しつつある。
弱み:
・人が定着せず、ノウハウと共に会社を去っていく。
・規模が大きくなり人材の質が年々下がりつつある。
・インド・中国のライバルが増えて競争が激しくなり、単価が下がっている。
・昔のように単純なBPRだけでなく、かなり難易度・リスクの高い案件が増えている。
事業展望:
・正直、規模を拡大していくために価格を下げざるを得ないため、平均給料はどんどん下がっていくと思う。
・中国・インドのメンバーを最大限活用する方向へシフトしつつあるため、若手が育つための良い環境が減っている。若手を0から育てられるような余裕が無く、そのような仕事は中国、インドへ任せないと価格競争に勝てなくなりつつある。
・最近のワークライフバランス重視の風潮に対応出来ず、また、不景気で昇進が遅れがちになり、優秀な社員が疲れてどんどんやめている。
10. 経営者への提言
Q.この企業の経営者へ、この企業をより発展させるための提言をするならば、どのような事を伝えますか?
Answer:
・ワークライフバランスを重視すると口で言うだけでなく、現場で実効性のあるルールや管理方法を考えていく必要がある。そうでないと、いたずらに社員のモチベーションが下げる結果になる。
・人を定着させるなり、ノウハウを残す方法なりをもっと真剣に考えないと、規模の拡大につれて人材の質が下がっていき競争力を失う。
・社員のモチベーションを下げるような無駄を管理部門から無くすべき。現場が疲弊しているのに、プロジェクトについていない社員をわざわざ出社させて人事で点呼を取るなどは無駄な行為でしか無い。管理部門での無駄な(利益に貢献しない)活動が増え、業務上不要なメールも山ほど届くようになり、現場のやる気のある社員のモチベーションを下げている。